Princeってだぁれ?
こんにちは。
もちもちMusic Cafeのもちです。
突然ですが、もちは気付いてしまいました。
音楽ファンならば必ず一度は名前を聞いたことがあるであろう、レジェンドの中のレジェンドであるプリンス。
でもこれが、そこまで音楽に興味がない人になると、こんっっっなにもみんな知らないのかと驚くほど知名度が下がってしまうアーティストはプリンスの他にいないと思う。(調べたらWikipediaにもそんなようなことが書いてあった)
プリンスを知っている人は、大体熱心な音楽ファンか、大ヒットしたパープル・レインを知る50代以上の大人の方に限られてくる。
それ以外であんまり唐突にプリンスを知っているという人に出会ったことが無い。
今日はそんな、一般にはあまり知られていないけど「ミュージシャンに愛されるミュージシャン」プリンスについて紹介していきたいと思います。
もち、レジェンドと呼ばれるミュージシャンの中でもプリンスが群を抜いて好きなのです。
だから、こんなにプリンスについて語れる機会が来るなんて、、、
心からブログを始めてよかった~!!(大興奮)
ところで、何故プリンスの知名度ってこんなに低いのでしょうか。
多分、プリンスを好きな人ほど理由がわかるんじゃないかと思います。
プリンスって、到底一言じゃ彼のことを形容できないのです。
音楽のジャンルも、FUNKのようなROCKのような、それだけでもないような。。。
男性だけど女性っぽくもある。独特な声で歌も歌えば、独特な音色のギターもガンガン弾くし、
っていうかその中性的な...ってかエロい服何!?ん、俳優もやってたの!?
一体何者なの!?
そう、プリンスってとにかく「こういう人なんだ」って言葉にするのが難しいのです。
音楽にしても、キャラクターにしても。
なんにも知らない人が「????」となる気持ちは凄く分かるのです。独特 of 独特なのです。
大丈夫。その「???」という感覚は間違っていません。
だからなのかハマると中毒性が凄くって、結構プリンスを語りたがる人って熱く語る人が多い。(もちろん私も含めてww)
さて、そんなわけでものすごく凄い人なのに一般の知名度が低すぎるプリンス。今日はこんな面白い人がいるんだ!?と、知ってもらえればと思います。
こんな不思議な感じの人が、ミュージシャンの間では物凄く愛されている、その不思議に迫りたいと思います。
プリンスと言えば、よく引き合いに出されるのが同い年のマイケル・ジャクソン。
本当に様々なメディアでこの二人の名前が並ぶのをよく見かけました。
一時期のマイケルは知名度も売り上げも驚異的でしたよね。日本でもほとんど知らない人はいないでしょう。
対してプリンスは知名度や売り上げがマイケルには及ばなくとも、ミュージシャンや評論家から音楽的な部分での評価がかなり高かったのです。
ちなみにもちも初めてプリンスを聞いた時、心から「なにこれ、すっっっげーーかっこいい!!」と、音楽自体に惚れ込んだことを覚えています。
そのあとで全部自分で作っていると知って白目をむきましたw
マイケルは、プリンスに何度か共演したいとラブコールを送ったようですが、なんせマイケルは「世界で最も成功したアーティスト」です。
プリンスは「マイケルの引き立て役になってしまう」という理由で共演を断り続けたそうです。
真相は解りませんが、当時のプリンスがマイケルをライバル視していたという記事は山ほど出てきました。
そしてそんな当時の大スター二人が共演を果たしたのは、なんと生涯で一度きり。
しかも直接的には対面せず、同じステージで別々に演奏しただけだったのでした。
マイケルは1990年代に入ると幼児虐待の裁判や整形疑惑などのゴシップ報道の嵐により音楽活動が低迷します。
音楽のニュースではなく、ワイドショーで見かける機会がとても多くなりました。
その間プリンスも一度レコード会社とトラブルになり下火になるものの、その問題が解決した2000年以降、一年に一枚というスピードでリリースを続けコンサートも地道に続けた結果、また徐々にスターダムにのしあがってきたのです。
ライブをすれば毎回大盛況という状況だったそうです。
2007年に出演したスーパーボウルのハーフタイムショーというアメリカの一大イベントでは毎年ものすごいビッグネーム達が演奏しましたが、2014年にビルボードがネット上で発表した
「最も優れたスーパー・ボウル ハーフタイムショー ベスト10」で1位に輝いたのです。(Wikipediaより)
プリンスの視聴率は、アメリカのテレビ史上3番目となる約3億人が視聴していたらしいですw
マイケルが亡くなった時の「THIS IS IT」は日本でも話題になりましたよね。
THIS IS ITはマイケルが長い間、第一線での音楽活動をしていなかったため「復活ライブだ」と言われていました。
映画を見てもマイケルがかなり気合いを入れていたことが伺えます。
そのライブの公演回数は50公演という、周りが驚くような回数でしたが、その50公演というのはプリンスが持っていた公演回数の記録を塗り替える為だったんじゃないかという説が濃厚だと言われています。
何故ならマイケルが亡くなってから発売されたローリングストーン誌にTIHS IS ITのステージへのプレッシャーと、プリンスをライバル視するこのような記事が掲載されていました。
あまりに根詰めて不眠症に悩まされていたマイケルに対し
「他の日でも良いじゃないか。少し休もう」とプロデューサーが諭すと
「ダメだよ。そしたら神様はそのアイデアをプリンスにあげてしまうかもしれないじゃないか」
と答えたというのです。
マイケルがゴシップに追い詰められている間、地道に活動を続け年を取ってもスターであり続けたプリンスが羨ましかったのかもしれません。
結局復活ライブは実現されないままマイケルは亡くなってしまいました。
数々の賞を総ナメにし、とんでもないセールス記録を叩き上げ、知名度ももの凄かったマイケルがセールスでは足元にも及ばないはずのプリンスをライバル視していたのです。
一体プリンスって何がそんなに凄いのか。
それは「圧倒的な演奏力、そして圧倒的なオリジナリティに溢れた音楽性」です。
ただのオリジナリティではありません。
圧倒的なオリジナリティです。
マイケルの音楽的な部分は、音楽の教科書に乗ってもおかしくないような「解りやすさ」がありました。だからこそ子供から大人まで親しみやすかったのです。
一方プリンスは独特な見た目の雰囲気、独特な曲、独特な世界観をいつも一人で作り上げ、貫き通すのです。
ちょっと変態的な衣装や曲ばかりの時期もありました。もし教科書に載ったとしたらきっと保護者からクレームが来ていたと思います。
ただ、その独特さは圧倒的な演奏力と存在感によって「これこそがプリンスだ」と思わされる世界観へと変わってしまうのです。
前途した2007年のハーフタイムショウでは、雨が降る中、プリンスのテーマカラーであるパープルの照明で会場全体が照らされ、もはや「わざと雨を降らせたんじゃないか」と思ってしまうくらい幻想的なステージになったのです。YouTubeにも沢山残っているので是非検索してみてくださいね。
私はプリンスをとても哲学的なアーティストだと思っています。
きっとその奥深さや、純粋に音楽を追い求める部分に惹かれる方が多かったのだと思います。
とは言え、日本ではマイケルを知らない方はほぼいないので今日は「あのマイケルさえも嫉妬してしまう才能があった」という形での紹介になりましたが、マイケルもプリンスも「神様に選ばれた」としか思えないほど、凄さを比べる意味なんて全く無いレジェンドの中のレジェンドです。
もちはR&B、SOULというジャンルの音楽が大好きですが、今流行っている音楽の中にもマイケルとプリンスの要素が散りばめられている音楽がたーっくさんあるのです。
二人とも50代という若さで亡くなってしまいましたが、THIS IS ITのツアーをするというニュースも、次々と発売されていたプリンスの新譜も、すっごく楽しみにしていたので二人のスターの死は、本当に悲しいものでした。
この記事を書いてたらマイケルとプリンスのYouTubeをたくさん見てしまって、いちいちウルウルしてしまいます🥺
そんなわけで、最初から凄く「聴きやすい曲」では無いと思いますが、いくつかおすすめ曲を紹介して終わりたいと思います。
ハマるとすっごくハマるから気を付けてね😂
ちなみにプリンスって多作なことで有名なの。
もう何から説明したら...?って感じなので、本当にとりあえずこの曲!っていうのをおすすめして終わります。
★☆プリンスおすすめの曲☆★
1.Purple Rain
一番の代表曲です。これを知っておけばとりあえず間違いありません。
(私は比較的新しいプリンスが好きだったのでちゃんと知ったのは最近です。)
2.Art Official Cage(アルバム)
このアルバムは個人的に凄く思い入れのあるアルバムです。1曲目から2曲目に移るところが大好き。是非アルバムで通して聞いてほしいです。
2014年に発売されたものです。良い意味で大御所の演奏とは思えないくらいフレッシュな音楽で、ゾクゾクします。
3.Let's Go Crazy
この曲は比較的聴きやすいと思います!是非ライブも見てみてほしいです!!
4.KISS
もう説明不要にカッコいいです。グルーヴ感を存分に楽しんでください。しかし、これが80年代のサウンドとはにわかに信じがたい。。。
最後まで読んでいただきありがとうございます😊
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